お話の中の挿入歌
- 協会
- 2019年8月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年8月23日
絵本やお話の中に「歌」が含まれている作品、案外多いですよね。ほとんどの作品に楽譜は載っておらず、読み手の自由な音程で歌う外無い、という状況が多いと思います。
そうなるとどう読んで良いやら、どう歌って良いやら・・・読み手のこちらもドキドキしてお話に集中できなくなってしまいがち。なんとなく節があるように読むのが精一杯で、歌と呼べるようなものにはなりません。
「歌」として作品に溶け込ませるには、やはり練習をして、何度歌っても同じ音階となるように作り上げてしまうのが良いかもしれません。
ここでひとつ、私が歌った挿入歌の成功例を・・・


これは、東京子ども図書館発行の手のひらサイズのお話集「おはなしのろうそく(6)」の中に収められている「うたうふくろ」に出てくる歌を作曲してもらった際の楽譜です。
子どもたちが覚えやすい音階、歌いやすい音域で作ってもらい、図書館でのおはなし会で「うたうふくろ」を話した際にお話の中で歌いました。
未就学児が多かった会でしたが、おはなし会の後に小さなお子さんが「歌を教えて欲しい」と私の元に来てくれて、とても嬉しく思ったことを覚えています。
この歌はお話にもピッタリで、20年近く前に児童教育を学んでいた従姉妹に頼んで作曲してもらった作品ですが、今でも大切にしています。
歌が入るとその場の空気が変わって、子どもたちがグッと集中してくれるように感じます。挿入歌があるお話、少し敬遠しがちかと思いますがぜひチャレンジしてみてください。
私もレパートリーを増やしていきたいな、と思います。
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